◎在宅医療について
在宅医療とは、通院困難な患者さんが過ごす自宅もしくは施設などに、医療者が訪問して、医療継続することを在宅医療と呼びます。
通院困難な方、または退院して自宅療養を行っている方に対して、医師が定期的にご自宅(居宅)に訪問し、そこで診察を行うことです。
安心できるご自宅で気兼ねなくお過ごしいただけますので、患者さんのみならず、ご家族の方も安心できます。
分からない点がございましたら気軽にご相談ください。
■往診と訪問診療の違い
医師の訪問については、訪問診療と往診がありますが、おおむね訪問診療が予定訪問、往診は予定外訪問となります。
何らかの疾患を抱え定期的に受診したいけれども、通院が困難な場合に、ご自宅に定期的に訪問し診察を行うことが訪問診療です。
緊急の依頼による訪問が往診で、患者の状態の維持・向上のため定期的に訪問するのが訪問診療です
■診療について
訪問診療は患者さんが自宅で生活する際に必要な医療機器の管理や、状態管理、薬の管理等を行います。
通常は月2回で、患者さんの状態に応じて週1回、それ以上も可能です。病状が急に悪くなった場合などには、夜間・休日を問わず対応します。
■費用について(目安)
在宅医療は各種保険が適用されます。
高齢者の場合医療費負担の上限(1割負担の方は12,000円、3割負担の方で44,400円)が決まっていますので、このほか検査や複数回の往診やいろいろな治療をうけたとしても、一ヶ月あたりの診療費の自己負担は、概ね1割負担の方で6,000円~12,000円程度、3割負担の方の場合、18,000円~44,400円程度となるとお考えいただければと思います。
■在宅療養支援診療所とは
在宅医療を提供している患者様からの連絡を24時間体制で受けることができ、 いつでも往診・訪問看護を提供できる診療所のことです。
そして、在宅療養支援診療所の要件として次の項目がございます。